2009年10月29日
前回の駐在時、当時の自宅に近いということもあり、何かにつけて利用させてもらっていたフランス料理屋
フランス料理屋だけど、ゴヤさんという日本人夫婦が切り盛りされているレストラン
シェフのご主人は、アルザスの☆☆レストラン「オー・クロコディール」で修行をされたとのことで、所々にアルザス料理のエキスが入っている
前菜 その1
野禽キジとフォアグラの腸詰め
フォアグラを添えて
この季節と言ったらなんといってもジビエ(野禽)
お目当ての鹿はまだ早かったけどキジを頂く
普通ブーダンという腸詰めは、(豚の?)血を詰めてるんだけどフォアグラとキジの肉を腸詰めに
濃厚な味で変なクセもなく美味しかった
ジビエの証?
散弾銃の弾も出てきました(笑)
前菜その2
エスカルゴのクリームソース煮
この店の定番メニューの一つ
ブルゴーニュ風とは異なり、殻から出したエスカルゴをアルザス風のクリームソースで煮込んだ一品
殻から出してあるので食べやすい上に、下処理もきっちりしてあるので変なクセもない
身を食べ終わった後にソースを残らずパンでぬぐうと至福
前菜その3
ホタテとサーモンのカルパッチョ
これも定番メニューの一つ
取り立てて変わった一品ではないけど、新鮮な素材を使ってさっぱりと美味しい一皿
メインその1
キジのクリームソース
季節のキノコを添えて
キジづくし!ということで前菜に続いて、ジビエのキジをチョイス
濃厚なキジの肉に、アルザス風なのかなくリームソースがよく合う
いやぁ、美味しい美味しい
メインその2
野生の鴨のロースト 赤ワインと鶏のブイヨンのソース仕立て
季節のキノコを添えて
定番メニューにも鴨(オレンジソース)があるんですが、ジビエの鴨があると聞けば注文したくなるのが人情。注文がかぶろうがおかまいなしに、家族3人が同じ物をチョイス
やっぱり、いつも食べるスーパーや市場で買う鴨肉とは違います
味は濃いし、身が締まってる
みんな黙々と食べて、心配していた下の娘もペロリと完食
ワイン
グラーヴ(Graves)Chateau La Fleur Clement 2005(シャトー・ラ・フルール・クレモン)
前菜にホタテとサーモンのカルパッチョが入っていた物の、ジビエがあったのでフルボディのボルドーを選択
今の私にとってちょっと残念なのは、この店、ブルゴーニュの品揃えが今ひとつ
ボルドーは未知の世界なので、数少ないハーフボトルからマダムと相談し、これをチョイス
香りの立ちが素晴らしく、味も優しい力強さと余韻があり、ジビエにはよく合った
デザートその1
クロッキニョール
私、ここではこれしか食べません
ライスペーパー?で包んだ生チョコ(トリュフ)を焼いた暖かいデザート
これは絶対にフォークで刺したりナイフで切ろうとしてはいけません。中でトロトロになっているトリュフがビックリするほど遠くまで飛んでくから
一口で口の中に入れ、噛むと口いっぱいに広がる溶けた生チョコ
はぁぁぁ〜〜〜、至福なり
デザートその2
抹茶のクレームブリュレ
これを頼んだ娘達は、ここのクレームブリュレがこれまで食べた中で一番美味しかったと言っていました
デザートその3
フレンチトースト
奥さん、これしか頼まないんです
まぁ、私のクロッキニョールと同じですな
いやぁ、この2年の間に仕事がらみで3回ほど来ていたけど、とにかく飽きない、いつ来ても何を食べても美味しい
この不景気のあおりを受けて、結構厳しい状況&寄る年波には勝てずに体力的にもツライらしいけど、頑張ってこれからも美味しい料理と居心地のいい雰囲気をキープして欲しいです
また来ます(⌒〜⌒)
Epicure 108(エピキュール・ソントュイット)
108, rue Cardinet
75017 Paris
01-4763-5091