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フランス(リヨン)


2009年9月26日

7月に5区の旧市街地地区に出来た日本人がシェフのレストランオー・キャトルーズ・フェヴリエ(訳すと「2月14日に」)

同僚が何人か既に行き、そこそこ評判が良かったし、贔屓にしてるワイン屋さんオリーブオイル屋さんからも勧められたので行ってみることに

店内は狭く、12席のみ(2x4人席、2x2人席)
なんでも、シェフ一人、ホール一人でやりくりするにはこれが限界と考えているとか
内装はこんな感じで落ち着いてる
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まず、メートル・ドテル(ホール)は、フランス語、英語、日本語を話すようで、「今日の対応は何語でしましょうか?」と言われた。かっこつけて「フランス語で行こう!」と答えてしまった

そのあと、食前酒を聞かれる
いつもなら頼んでしまうところだけど、空腹に飲むんでいつも変に酔いが回っちゃう
ということで、今回はアペリティフ・メゾン(ゆずシロップ+シャンパン)のシャンパンをレモネードにしていただいた
ゆずの香りにホッとしている自分に日本人を感じる
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食前酒のお供は自家製ブリオッシュとソシソン・リヨネ(リヨンのサラミ)
サラミがブリオッシュを貫通してるのかと思ったら、一枚一枚丁寧に張ってある
結構細かい仕事をしていらっしゃる
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メニューは2種類。出てくる皿の数で分かれている
メニュー1は5皿(前菜、メイン、メイン、チーズ、デザート)
メニュー2は7皿(構成分からず;多分前菜が一皿増えて…あと一皿はなんだろう?)

メニュー2だと多すぎると思ったので、迷わず1をチョイス

それよりも何よりも、この店カルト・ブランシュ
要するに、何を食べるかは出てきてからのお楽しみというわけ
好き嫌いなどは事前に聞いてくれて、それなりの柔軟性を持った対応はしていただけるのだが


はじめにアミューズ
アミューズが出てくるということは、それなりの格というかランクのレストランを目指しているということになるのかな
左から
ワサビのシャーベット
焼き茄子のペースト
カブのクリームとゆずのゼリー
どれも和のテイスト
ワサビのシャーベットは香りはあるものの、辛さはさほど感じなかった
こちらで本わさびは手に入るのだろうか
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前菜
スモークサーモンに簡単に火を通したものと、季節の野菜
スモークサーモン、変にしつこくなくて美味しかった
味が白くなってないんだけど、どうやって火を入れてるんだろう???
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メイン1
ホタテのロースト 甲殻類のソース
こちらも火の入れ加減はなかなかなもの
付け合わせの白豆の煮具合、しっかりと歯ごたえが残ってて、なかなかこちらでは食べられない食感。逆にフランス人に会うのかな?と心配になる
ココナッツ、カレー、コンババ(これが分からない)のペーストがついてるんだけど、これとホタテを一緒に食べると、繊細なホタテの味が消されてしまう…口直しにパンにでもつけて単体で食べるのかな?
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メイン2
子羊のロースト 季節の野菜添え
部位は分からないけど、3カ所の子羊の肉ロースト
野菜の他には、季節の果物のイチジクと味噌のペーストがついてきた
一番手前は、ミディアムレアっぽく焼いていて、ジューシーかつ柔らかい
残りの二つは皮付きで、皮はパリパリ
パリパリの皮を切るのにはちょっと苦労。皮のまわりに脂身があって、さすがにそれは食べずによけました
イチジクと味噌のペーストと一緒に食べると、今までにない味の組合せ(味噌の味はそんなに強くなく、イチジクの味が支配的)
この頃には、お腹の具合は結構パンパン
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チーズ
「どうしますか?」と聞かれ、少しだけ頂くことに
出てきたのはブルーチーズ…(>_<。)ゝ
食べられないことはないけど、好んでは食べないチーズです
ワインを飲みながら、パクパクと処理(汗


デザート
ライチのシャーベットとフランボワーズタルト薔薇の花砂糖漬け
見た目は非常に華やかなデザート。結構凝ってるわぁ
薔薇の花の砂糖漬け、ちょっと引いたんだけど薔薇の香りは思ったよりも強くなく、フランボワーズともよく合っていた
ライチのシャーベットも美味しく、口直し役としてGOOD
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最後の〆
抹茶と小豆のマカロン
プラリネのタルト
生チョコ
キャラメルのシュー
全部食べたかったけど無理でした
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最後のコーヒー
やっぱり器にこだわってます
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ちなみに、ワインは料理に何が出てくるか分からなかったので、メートル・ドテルにお任せでグラスワインを注文
マコン・ヴィラージュ白
コート・ドュ・ローヌ白
クローゼ・エルミタージュ
をいただいた
それほど高くなく、料理との相性もなかなかで楽しめました


メートル・ドテルのサービスも丁寧で気持ちよく、店を小さく押さえたおかげで目も行き届いていて、気持ちよく食事が出来た
店内の雰囲気も、個人的には好きな部類
食器、調度類に気を遣っているようで、それもいい気分にさせてくれる

そして料理も美味しくて盛りつけも素敵だったんだけど…

やっぱりカルト・ブランシュというのが鬼門かなぁ
「嫌いなモノはないですか?」と聞かれるんだけど、私の場合「嫌いなもの」は無い
でも、進んでは食べないものはそれなりにある。今日出たもので言えば、ブルーチーズがそれ、そして次席で子羊
もちろん、進んでは食べないものが、いい腕の料理人にかかって化けるとか、そういうサプライズもいいんだけど、他に全く選択肢がないというのは個人的にちょっとキツイ。好き嫌いに柔軟に対応してくれるシェフをはじめとするお店の方には申し訳ないけど、皿の数だけじゃなくて、選択肢が広がると嬉しいなぁ
今回、子供と一緒に行ったのでより強くそれを感じるのかもしれない

あと、食事に合わせてワインを選ぶのも楽しみの一つなんだけど、カルト・ブランシュだと選べないんだよねぇ。。。
自分的には、これが一番痛いかも

再び行きたい店ではあります
でも、(少なくとも家族で)足繁く通う店ではないかなぁ
「たまに行くならこんな店」ってところでしょうか


AU 14 FEVRIER
6, rue Mourguet
69005 LYON
04-7892-9139

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