2009年6月26日
通常はシャットダウンの金曜日
今日は同じ敷地内にある生産現法(ここはシャットダウンじゃないんだな)の棚卸し日
私は棚卸し監査人だったので、朝7時に出社
当初は何時に終わるか分からなかったけど、予定より順調に作業が進み午前中で担当分は終了
ということで、毎週恒例になりつつある金曜のお昼ご飯の贅沢
行ってきました
今回はミシュラン一つ星☆のクリスチャン・テットドワ
ヴュー・リヨン(旧市街)からソーヌ川を上流に向かってしばらく歩いた、ちょっと寂しいところにある
店のならびにコントルテット(Contretête)っていうセカンドがある
店の中はシックな感じ
壁にはなかなか味のある絵が掛かってるし、(お客のついている?)テーブルの上には花(今回は薔薇)が飾られてるし、テーブルの照明もパッと見なんでもないんだけど、よくよく見ると良い趣味してる
写真には撮れなかったけど、今回のテーブルのあったフロアの一段上にもフロアがあって、その奥に巨大なカーブが…圧巻でした
食前酒と行きたかったところだけど、とにかく喉が渇いていて「これでアルコール入れたらやばいな」と思ったので、ジュースを
頼んだ桃のジュース、桃の香りが爽やかでトロッとしてて美味しかったぁ
発見と食いしん坊メニューをチョイス(Decouverte et Gourmandise)
アミューズ
手長エビのムース
鴨の燻製とリンゴのロースト(パイ生地)
手長エビのムース、手長エビの味はしっかりとしてるんだけど、ホントにムースでスルッと入ってしまってビックリ
鴨の燻製も、鴨の量、味付けともに控えめで、その後続く料理に向けてお腹を目覚めさせる訳に徹してる感じ
付き出し(?)
グリーンピースのムース
これまたさっぱり
ムースというよりは、泡立てたスープに近い感じ
注文した料理的には断然白の方がいいんだけど、やっぱり赤が好き
で、ブルゴーニュが好きってことで、ドメーヌ・エミール・ジュイヨのメルキュリー プルミエ・クリュ レ・コンバン2005を
香り高く、繊細な味わいで美味しい
前菜その1
フォアグラのボール、サクランボ、ポップコーン、グリーンピース
どんなんが出てくるのか楽しみだったんだけど、確かにボールが3つ
各々のボールの芯はフォアグラ
で、フォアグラのボールがサクランボ、ポップコーン、グリンピースの衣をまとってる
量的にも適量
特にポップコーンは、考えもしなかった組み合わせ
前菜その2
手長エビのムース風 新鮮野菜和え
夏にふさわしい爽やかな味わい
メインその1
仔牛のステーキ 黒オリーブとともに レモン風味ソース
とにかく肉の軟らかいこと
オリーブはペーストになっていて、写真でオリーブのように見えるのはサクランボ
夏だからかな、もたれるようなソースじゃないのが良い
メインその2
カレイの炙り ホップ・ソース オニオン・コンポートとともに
ソースがhoublonって書いてあって「??」だったんだけど、ホップだったのね
カレイへの火の入れ方がジャストでジューシー&柔らかく、ソースもアイオリっぽいこの時期よく使われる系統のソース
チーズ
トム、ブルーチーズ、サン・マルセラン、山羊乳のチーズ
チーズ食べますか?って聞かれたんだけど、ワゴンが回ってくるんじゃなくて決まったチーズを持ってきてくれた。「ちょっとね」って言ったら本当にちょっとだった(笑)
お皿は最近やたら流行の石の平板を使ったもの
ブルーチーズはクリーミーながらもピリッが強いクセのあるやつ
意外だったのは、山羊乳のチーズにクセがなかったこと。ビクビクしながら食べたんだけど(笑)
口直し
マンゴーとホワイトチョコスープ
ホワイトチョコが苦手なんで、これもビクビクしながら食したんだけど、マンゴの濃厚な味と酸味がいい具合にチョコの味を包んでくれて、問題なくいただけた
これも口直し
デザートその1
桃とフランボワーズの球体 くまつづら味のミルク
「桃とフランボワーズの球体」という想像力をそそられる名前にそそられて注文(笑)
スポンジケーキっぽいものの上にチョコボールが鎮座してる。この中に桃とフランボワーズが隠されていることは容易に想像できる
すると給仕のお姉さん、おもむろにミルクをチョコボールにかけ始める
ミルクが熱いんだろうね、チョコボールが溶けてへたってくる
で、チョコボールの上をはがしてみると…なかに桃とフランボワーズのシャーベットが
要するに味二つのシャーベットなんだけど、食べるまでの課程に「おぉ〜〜」って言ってしまう
そのプレゼンテーションのアイデアに拍手
デザートその2
苺とルバーブのミルフィーユ
うぅぅぅん…個人的には、平凡なミルフィーユになっちゃうけどルバーブがない方が良かったかな
ルバーブがあると食べにくそうだった
ワインリストは、ミシュランの葡萄マークが付くぐらいだけあって、ちょっとした百科事典ぐらいあって結構な迫力だった
前菜、メインともに美味しかった
デザートは普通
問題はサービスだな
星付きレストランとしては「?」に感じてしまうことしばしば
対応は非常に好感の持てるものだったんだけど…
サービスにさりげなさが足りない
タイミングがいまいち
私語?仕事の話?ホールスタッフの話し声が結構気になる
食事をしている横でテーブルのデコレーション(ディナーの準備?)
ランチで、2組しかいなかったということも影響しているのかもしれないけど、夜はどんなサービスをしてるんだろう…
そもそも、昼と夜でサービスが違うのは問題だし。。。
ランチ料金がないということを考えると、コストパフォーマンスは残念ながら低いと評価しても良いかも
やっぱり星付きレストランは、大なり小なり感動も食べさせてくれないと。。。
ちょっと厳しすぎるかな
決して「もう二度と行かない!」なんてレベルじゃないんだけどねぇ
一つ星☆って、このレベルなのかなぁ〜〜と思ったのは確か
Christian Têtedoie
54, quai Pierre Scize 69005 Lyon
TEL : 04-7829-4010