レストラン|フランス|ヴァランス|La Cachette

HOMEレストラン>La Cachette



  • La Cachette

IMG_1571.jpg

フランス (ヴァランス)


  • 2009年5月29日

ヴァランスにある日本人シェフ 伊地知さんという方のレストラン
今年、ミシュランの一つ星☆を獲得されたということで、会社の同僚の間でも時々話題になっていた

金曜日、会社が休みということで昼食に行くことに

当地のレストラン評価サイトを見ていると店名ラ・カシェット(隠れ家)というだけあって、店にたどり着くのが大変だったというコメントをよく見たんだけど、ナビのおかげで何の苦労もなく見つけることが出来た

ここが入り口かな?と思ったところは違って、横道の↑写真のところが入り口

店に入ると、メートル・ドテル(フランス人)と日本人のスタッフお二人が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれた

多分、席は店に入って右とまっすぐの2部屋に分かれていると思うんだけど、まっすぐ行った方に案内された
で、店の中はこんな感じ
IMG_1573.JPGIMG_1577.JPG

昼のコースは3種類&ア・ラ・カルト
コースは、20ユーロしないお手軽コース(前菜、メイン、グラスワインかコーヒー)、昼食メニュー(前菜、メイン、デザート)、シェフお任せコース(前菜、メイン、チーズ、デザート)の3種類
シェフお任せメニューは、今日の仕入れの中からシェフが選んで即席(?)でメニューを構成してくれるというモノ
何が出されるのかは、事前に教えてもらえない。要するに出てきてのお楽しみ
どんな料理を出してくれるのか興味&楽しみだったので、お任せをチョイス
ちなみに、お任せメニューは、テーブル全員が注文しないといけません

まずはアミューズ
プチ・トマトのリンゴ飴風、プチ・アメリカンドッグ、レンズ豆のムース
プチ・トマトのリンゴ飴風は、まさにリンゴ飴みたいな感じ。少しだけ振り付けてある塩のおかげか、表面の飴と、トマトの甘み、酸味が引き立つ
アメリカンドッグは、まさにアメリカンドッグ…懐かしくて、ちょっとホッとした気分に
レンズ豆のムースはしっかり冷えてて爽やか
IMG_1578.JPG

もう一つのアミューズ
甲殻類のスープを使ったムースと、カリフラワーのスープ風
こちらも季節に合わせてか、冷たくてさっぱり
上のムースはいい出汁が出てるし、下のカリフラワーはビシソワーズを思わせるさっぱりした美味
スプーンでお上品にすくうのが面倒で、ショットグラスよろしくグイッとしたくなった(笑)
IMG_1579.JPG

やっぱり日本人シェフだから?
パンの入れ物も、竹細工の和風仕立て
IMG_1580.JPG

前菜
自家製テリーヌとフォアグラ・ソテー
レタスの芯
イチジクのペースト
空豆
テリーヌは失礼なたとえかもしれないけど、石井のハンバーグを連想させる味があって、アミューズのアメリカンドッグに加えて懐かしさを感じさせてくれた。フォアグラでまったり濃厚な味になり、そこにかすかな醤油の香り
空豆のゆで加減のもいいし、空豆自体の味も美味しかった
意外だったのが、レタスの芯
シャキシャキの食感とマスタードとマヨネーズを合わせたソースがぴりっと辛くて美味しかった
IMG_1581.jpg

メイン
鱈とツブ貝のブイヤベース
ブイヤベースといいながら、普通のブイヤベースのように単純にスープじゃなくて、ジャガイモのピュレ(?)にサフランを合わせたモノの周りに、ブイヤベースのスープ・ド・ポワソンを合わせるという手の込んだ&上品な料理
前菜の空豆といい、この鱈&ツブ貝といい、絶妙な火の通し方。伊地知シェフ、火加減命のMaison PICで働いていたことがあるせいか、PICを彷彿とさせる絶妙さでした
それと、上にかかっているジャガイモ(だったかな?)を極細切りにしたもののフライだけど、コンソメ系の味付けをしてて、ベビースター・ラーメンを連想させてくれて、ここでも懐かしさで一杯になった
IMG_1584.JPG

チーズ
フロマージュ・ブラン
コースにはチーズも含まれているということだったんだけど、飲んでいたのが白ワイン、しかも、結構お腹がふくれてきてたんで、フロマージュ・ブランをお願いした
IMG_1585.JPG

デザート
苺、バジルのシャーベット、ルバーブのシャーベット
パティシエの奥様が作ってるのかな?
バジルのシャーベットって聞いてちょっと引いたけど、ルバーブのシャーベットと一緒に食べると意外とバジルの香りのアタックが和らいで美味しいことに驚いた
IMG_1589.JPG

口直し
フランボワーズ&チョコのミニ・マカロン
マンゴー・アイスとチョコ・パッションフルーツのムースとクランチ詰め合わせ
これに入っていた、シュクル・ペティヤンっていう口の中でパチパチはじける砂糖が入ってて、これまた郷愁をあおってくれちゃう
IMG_1590.JPG


フレンチはフレンチだけど、ところどころ和のテーストやデコレーションがちりばめられている…多分、シェフが日本人という事前の知識がないと分からないようなさりげなさで

☆が妥当かどうかなんて評価は出来るはずもないけど、落ち着いた雰囲気、美味しい料理、日本人として懐かしさを感じさせてくれる料理のパーツの数々、是非是非リピーターになりたいお店
結構気楽にいけるお店だと感じた

伊地知さん、これからも頑張ってください!


ミシュランの☆をゲットしてから、日本人のお客さんが増えたといっていた
去年までは、殆どのお客さんがヴァランスのローカルの方々だったそうな



La Cachette

20, rue notre Dame de Soyons
26000 Valence
TEL +33 (0)4 7555 2413

日本人がシェフだけど、日本語のメニューはない
日本人スタッフが付いてくれたんで、日本語でメニューの説明をしてくれた

inserted by FC2 system